継続と食事

医師

人工透析を行う回数と生活習慣については、いくつか気をつけなければならないものもある。
まず通院の回数であるが、週に2~3回は通院が必要とされる。
体に溜まる尿素などの毒素は、日々少しずつたまり続けるので、このように頻繁に通う必要がある。
このため、仕事も通院回数などを中心にしてスケジュールを組む必要がある。
人工透析は一回で5時間前後も時間が必要とされるので、体に負担がかかるような時間管理は避けた方が得策である。とはいっても、無理が無く続けることが大切なので、どうしても昼間時間が作れない時は夜間に人工透析している機関を探しておくと良いであろう。
また、人工透析には血液透析や腹膜透析療法の二つがある。
腹膜透析療法は自宅でも施術が可能なので、通院の回数はそれだけ少なくすることができる。
しかし、これは個人の症状によるので、全ての人が腹膜透析療法で人工透析をできるわけではない。

人工透析をするためには前準備や生活習慣を整えることが必要になってくる。
シャントと呼ばれる、血液を送り出す場所や戻り口を手術で腕につくり上げなければならない。
シャントの手術は大抵体調が良いときを選んで行われる。
このため、体調の良し悪しを医師と相談しながら手術の日は決めることになる。
また、人工透析中は、透析を受けていないときよりはタンパク質の制限が緩くなる。
このため、食べられることができる食物も幅が広がってくる。
しかし、一方で制限される食物もある。
特に水分やカリウム摂取については制限が多くなるので、医師と相談しながらどのような食事制限があるのかを知っておくと良い。